潮が引かないと、入れない場所
ここは、満潮のうちは足場が水没してしまう。だから、潮位が下がってからの数時間しか竿を出せない。
逆に言えば、誰でも気軽に来られる場所じゃない。だからイカもスレていない。
水深は1〜3mくらい。岩の隙間に藻が点々と生えていて、ベイトもチラチラ見える。一目で「居るな」と感じる場所だった。
人が入らない場所に、
まだ抜かれていない一杯がいる。 ── Azuma / Keystone Marketing Team
カラーは、デイロックブラウン
藻場でベイトもいる。となれば、イカは魚を追っているはず。
ケースから抜いたのは、エギシャープ 3.8号 V0+の「デイロックブラウン」。
このカラー、もとを辿ればリアルベイトブラウンの後継にあたる。岩や藻に馴染む茶系がベースで、ベイトを追っているイカに見せやすい一本だ。
このカラーを選んだ理由
ベイトに寄せた色味 ── リアルベイトブラウンの流れを汲んでいるので、魚を追っているイカに違和感を与えにくい。
背景に馴染む茶系 ── 藻場・岩礁の中で浮きすぎず、シルエットだけはしっかり残してくれる。
派手なアピールよりも、見切られない自然さが欲しい場面でまず手にする一本。
コウイカ、そしてキロアップ
潮が落ち始めた頃合いを見て、ポイントに入る。ベイトの気配と藻の張り具合を、まずは目で確認。
V0+のゆっくり沈むスピードを活かして、藻と藻の隙間にそっと落としていく。
数投で、ずん、と乗る。寄せてみるとコウイカ。先に答え合わせができた。
場所は休ませず、もう一度同じラインを通す。藻の切れ目、岩のヘチを順に。
アワセた瞬間、ドラグが鳴った。明らかにサイズが違う──キロアップのアオリだった。
ベイトを意識した日には、
デイロックブラウン。
終わってみて、思うこと
シャローでカラーを決めるとき、自分が見ているのは2つ。イカが何を食っているか。そして、背景に馴染む色かどうか。
ベイトを追っているイカに、派手なカラーは噛み合わない。先に違和感が立ってしまう。今日のように魚っ気がある日は、ベイト寄りの色を選ぶのが素直な答えだと思う。
背景については、藻場や岩礁ならブラウン系が一番落ち着く。デイロックブラウンは、その両方をクリアできる便利なカラーだった。
V0+のレンジ、3.8号のサイズ、そしてカラー。今日はたまたま、全部が噛み合った日だった。
入れる時間は限られている。だから、迷っている時間はない。最初の一投に、その日の答えを置きにいく。それだけだ。
エギシャープ & デイロックブラウン Q&A
もとはリアルベイトブラウンの流れを汲んだカラーで、イカがベイトを追っている日に特に強いです。藻場や岩礁の中でも背景に馴染みつつ、シルエットはきちんと残るので、デイゲームでも違和感を与えにくい。「魚っ気がある」と感じた日に、まず最初に試してほしい一本です。
V0+は名前の通り沈むのが遅めに調整されたモデルで、水深1〜3mくらいのシャローに向いています。藻の上や岩の際でじっくり漂わせられるので、根掛かりを避けながらタイトに攻めたいときに使いやすい。「ゆっくり見せたい」場面で頼れる一本です。
入れる時間が短い分、「迷わない」のが一番大事です。最初の数投で当たりカラーとレンジを早めに見極めて、ピンポイントを集中して撃つ。長居せず、短時間で答えを出す意識でやっています。あと、当たり前ですが足場の安全確認と装備は怠らないでください。潮の戻りも早いです。