『静かに曳け。烏賊は、応える。』
── これが、トップエギング。
時は戻らぬ。
されど、烏賊道は巡る。
今宵、月は静かに海を照らす。
波は語らず、ただ光のみが海原に落ちる。
4月5日──月夜大潮。北磯の陸っぱりエギング。水深3mの岩礁シャローエリアに立つ。
世は今、しゃくりの時代。動にて惑わし、獲物を討つ。だが──静の道を忘れるな。
海面を切り裂き、影を追い、気配を読む。古より続く技、それが曳き型トップエギング。
五島型エギ──月光に浮かぶ静なる刃
月光に浮かぶ五島型エギ。ただ静かに海面を切り裂く。
五島型(ごとうがた)──五島列島で古くから使われてきた曳き型専用エギ。そのフォルムは水平移動に最適化され、海面直下を静かに滑るように設計されている。シャクリ用のエギとは根本的に異なる思想で生まれた道具だ。
静は道。
一つになる時、
閉ざされた扉 今開く。
フィールド&タックル
日時
4月5日 月夜大潮
フィールド
北磯 陸っぱり
水深3m 岩礁シャローエリア
使用エギ
曳型エギ五島型
メソッド
曳き型トップエギング
スローリトリーブ+ストップ
いざ、参りましょう。
この日は、通常のエギで反応せず、シルエットを大きく見せたデカエギに変えても反応せず。ならばと、シャクリの動作ではなく、静の曳きではどうかと投げて、スローリトリーブ。静かに水平移動で魅せるを徹底した。
スローリトリーブし、時よりストップ。ストップする事でシャクリのフォールとは逆に、上にフォールしながら上がり誘う。
しゃくって反応しない烏賊は、この水平移動と上に上がるフォールにスイッチが入る。
リーリング中にヒット──ガツンと勢いのあるアタリ
今回はリーリング中にヒット。ガツンと勢いのあるアタリで、アタリの直後すぐにエギを抱き走った。
タイミングを見て相手合わせのフッキングが決まり、それから烏賊は、狂ったように横に走る。
五島型エギと烏賊──その証
曳き型トップエギング──ヒットパターン
アクション
スローリトリーブ
水平移動を徹底。時よりストップ。ストップ時に上へフォールし誘う。
ヒットの瞬間
リーリング中にガツン
アタリ直後にエギを抱き走る。相手合わせのフッキング。
シャクリに反応しない烏賊にこそ、この水平移動と上に上がるフォールが効く。シャローエリアだけでなく、通常やディープエリアの水深でも威力を発揮する。
曳き型トップエギングとは──動の術と静の道
現代のエギングはシャクリが主流だ。ロッドを煽り、エギを跳ね上げ、フォールで抱かせる。動にて惑わし、獲物を討つ──それが「術」。
一方、曳き型トップエギングはスローリトリーブが基本。エギを海面直下で静かに水平移動させ、時よりストップ。ストップすることでエギは上にフォールしながら上がり、シャクリのフォールとは真逆のアクションでイカを誘う。
曳きトップエギングは、必ずしもシャローエリアじゃなくても通常やディープエリアの水深でも威力を発揮する。
古より続く五島列島の技。それが曳き型トップエギング。動と静、二つの道を知る者こそ、真のエギンガーと言えるだろう。
曳き型トップエギング Q&A
Q. 曳き型トップエギングとは何ですか?
A. シャクリ(しゃくり上げ)ではなくスローリトリーブ(ゆっくり巻き)でエギを水平移動させて誘う古来の釣法です。五島型エギを海面直下で静かに曳き、水平移動と時折のストップ(上へのフォール)でイカのスイッチを入れます。シャクリに反応しないイカに特に有効です。
Q. 曳き型トップエギングはシャローエリア専用ですか?
A. いいえ。シャローエリアで威力を発揮しますが、通常の水深やディープエリアでも効果的です。水平移動と上へのフォールで、シャクリに反応しないイカに効果を発揮します。
Q. なぜ月夜大潮が曳き型トップエギングに向いているのですか?
A. 月夜大潮は潮の動きが大きく、月光がイカの活性に影響を与えます。月光に照らされた海面直下でエギを曳くことで、イカが海面を意識しやすくなります。大潮の潮流がエギに自然な動きを加え、より効果的なアピールが可能です。