ササイカとは
標準和名のヤリイカのこと。北部九州での呼び名です
「ササイカ」と「ヤリイカ」は同じイカです。ササイカは北部九州での呼び名で、 標準和名はヤリイカ。真冬に接岸してきます。 ややこしいのは、じつは「ヤリイカ」という言葉のほうです。 北部九州には、ケンサキイカを「ヤリイカ」と呼ぶ習慣があります。 そのせいで、同じ「ヤリイカ」という言葉が二つのイカを指してしまう。 まずそこをほどいてから、釣り方の話に入ります。
1. ササイカは、標準和名のヤリイカ
ササイカ=ヤリイカです。別の種類ではありません。 北部九州(佐賀県・長崎県・福岡県)で、標準和名のヤリイカをそう呼びます。 笹の葉のような細身の胴から来た呼び名です。
アオリイカのシーズンが終わった真冬、防波堤からイカ釣り師の姿が消える季節に、 このイカは沖から接岸してきます。
2. ややこしいのは「ヤリイカ」という言葉のほう
北部九州では、ケンサキイカを「ヤリイカ」と呼ぶ習慣があります。いわば方言です。 そのため、店頭で「ヤリイカ」と表示されているイカが、じつはケンサキイカということがあります。
いっぽう、真冬に接岸してくる標準和名のヤリイカは別の種類で、 北部九州ではこれを「ササイカ」と呼びます。つまり、
| 標準和名 | 北部九州での呼び名 | 時期 | 狙い方 |
|---|---|---|---|
| ヤリイカ | ササイカ | 真冬(12〜3月) | 陸っぱり・船 |
| ケンサキイカ | ヤリイカ | 3〜8月 | 夜焚き(船) |
同じ「ヤリイカ」という言葉が、標準和名と九州の呼び名とで別のイカを指しています。 釣り場でも店先でも、どちらの意味で言っているかを確かめたほうが確実です。
なお、秋に玄界灘〜山陰で夜焚きで狙うブドウイカは、ケンサキイカの亜種(季節型)とされています。 北部九州から山口県では、ケンサキイカとは別のイカとして区別されています (→ ブドウイカとは)。
3. 釣れる時期 ― 12月から3月
12月から3月。アオリイカのシーズンが終わった真冬です。 防波堤からイカ釣り師の姿が消える季節ですが、沖にはヤリイカ・スルメイカの大群が回遊しています。
ヤリイカ・スルメイカは群れで行動します。接岸のタイミングに当たれば、 一晩で10杯、50杯、100杯という釣果も起こりえます。逆に言えば、 群れが入っているかどうかで結果が大きく変わる釣りです。
4. 船でしか狙えなかったイカを、防波堤から
真冬のヤリイカ・スルメイカは、長らく船で狙うものでした。 それを防波堤から狙えるようにしたのが、当社の 早福型/邪道編、通称『邪道エギ®』です。
船に乗らずに、本格的な冬のイカ釣りができる。そこがこの釣りのいちばんの魅力です。
5. 邪道エギング ― 餌とエギを融合させる
ヤリイカ・スルメイカは、アオリイカ以上に警戒心が強いイカです。 通常のエギでは抱きつきが一瞬で、すぐに離してしまう。 かといって電気ウキ釣りは、餌の効果は高いものの、タナが固定されて機動性に欠けます。
邪道エギは、エギの機動性と、餌の集魚力を融合させたものです。 シャクリで広範囲を探りながら、餌の匂い・味・触感で「一度抱いたら離さない」状況を作る。 抱きつく時間が延びるぶん、フッキングのチャンスが広がります。
沈下速度を状況に合わせる
邪道エギには V0・V1・V2・V3 の沈下速度があります (3.0号は V0 11g・V1 12g、3.5号は V0・V1・V2・V3)。 浅い場所や活性が低い日はゆっくり、深い場所や潮が速い日は速く――という使い分けです。
V の段階は製品によって違います。アオリイカ用のエギシャープは V0・V0+・V1・V2 の4段階で、 邪道エギには V0+ が無く、代わりに V3 があります。V の数字だけを製品どうしで見比べないでください。
6. タックルとエサの準備
タックル
| 道具 | 目安 |
|---|---|
| ロッド | 7ft〜9ft 程度のエギングロッド |
| リール | 2000番〜3000番程度の小型スピニングリール |
| PEライン | 0.4号〜1.0号程度を100m以上 |
| リーダー | 1.5号〜3.0号程度のフロロカーボンを1m〜1.5m |
| 結束 | FGノットなど |
ただし、邪道エギングに細かいルールはありません。思い思いのタックルで楽しんでください。
エサ
鶏のササミ、キビナゴなどを使います。
- 鶏のササミは塩漬けして冷蔵庫で数日寝かせると、身が締まってエサ持ちが良くなります
- エサの両端をしっかりとワイヤーで止めること。これがエサ持ちと釣果の鍵です
巻き方の写真と手順は 邪道エギの製品ページにあります。
7. 船から狙うなら
船で冬のヤリイカを狙うときの胴付き仕掛けは、 夜焚きイカ釣り仕掛け図にまとめています (「冬のヤリイカ、春のムギイカ基本仕掛け」)。 細いものを好むヤリイカ・ムギイカに向けて、幹糸・エダス・オモリ・枝間まで数字で載せています。
8. よくある質問
ササイカとは何ですか?
標準和名のヤリイカのことです。北部九州での呼び名で、真冬に接岸してきます。 別の種類のイカではなく、同じイカの別名です。
ササイカとヤリイカの違いは何ですか?
違いはありません。同じイカです。 ややこしいのは「ヤリイカ」という言葉のほうで、北部九州ではケンサキイカを「ヤリイカ」と呼ぶ習慣があります。 いわば方言です。標準和名のヤリイカ、つまりササイカは、それとは別の種類です。
スーパーで「ヤリイカ」と書かれているのはササイカですか?
北部九州(佐賀県・長崎県・福岡県)では、ケンサキイカを「ヤリイカ」と呼ぶ習慣があるため、 店頭で「ヤリイカ」と表示されているイカがケンサキイカであることがあります。 真冬に接岸する標準和名のヤリイカは別の種類で、北部九州では「ササイカ」と呼ばれます。
ササイカが釣れる時期はいつですか?
12月から3月ごろ、アオリイカのシーズンが終わった真冬です。 防波堤からイカ釣り師の姿が消える季節ですが、沖にはヤリイカ・スルメイカの大群が回遊しています。
ササイカは陸から釣れますか?
釣れます。これまで船でしか狙えなかった真冬のイカを、防波堤から狙えるようにしたのが 邪道エギ®です。エギの機動性と餌の集魚力を融合させ、 シャクリで広範囲を探りながら、餌の匂い・味・触感で抱きつく時間を延ばします。
邪道エギングにはどんなエサを使いますか?
鶏のササミやキビナゴなどを使います。鶏のササミは塩漬けして冷蔵庫で数日寝かせると、 身が締まってエサ持ちが良くなります。エサの両端をしっかりとワイヤーで止めることが、 エサ持ちと釣果の鍵です。
どんなタックルが必要ですか?
ロッドは7ft〜9ft程度のエギングロッド、リールは2000番〜3000番程度の小型スピニングリール、 PEラインは0.4号〜1.0号程度を100m以上、リーダーは1.5号〜3.0号程度のフロロカーボンを1m〜1.5m。 結束はFGノットなど。ただし、邪道エギングに細かいルールはありません。