今期の長崎平戸スルメイカ事情

今期の長崎平戸スルメイカ事情

2018年 今期の長崎平戸スルメイカ事情。

今回は長崎平戸生月に焦点を絞り、スルメイカの状況について書いておきたい。

今期の平戸生月は、多少条件(場所)によって差はあるが、邪道エギング全体釣果の4割がヤリイカ(ササイカ)で、ケンサキ3割、スルメが2割、アオリ1割といった感じである。

前回の記事でも書かれているが、ここ数年スルメイカの釣果減は誰もが感じていることである。

スルメイカの水揚げ減

スルメイカの水揚げ減

スルメイカの水揚げ量が年々減少している。10年前の2007年は約23万トン、20年前1997年は約40万トンの水揚げがあったが、今期は約5万トンまで減少。 様々な要因が考えられるが、産卵場東シナ海の「低水温」が一番影響しているのではないかと言われている。 沖合いでの漁による水揚げが減少している中で、当然ながら堤防での釣果も減少。 数年前まで平戸生月では、一晩でスルメイカ50ハイ超え、100ハイ超えという話を聞くことがあったが、ここ2~3年ほとんど聞かなくなった。 しかし、ケンサキイカやヤリイカは平年並みもしくはそれ以上の釣果が出ている。

イカの産卵豆知識

イカの産卵豆知識

イカの種類によって、産卵方法が異なってくる。エギングで人気ターゲットのアオリイカは藻場に多く産卵し、ケンサキイカは砂地に産卵する。

ヤリイカは岩礁や障害物、砂地に産卵するが、スルメイカやソデイカは違う。

スルメイカやソデイカは、産卵に適した水温の棚で卵を放つ。

その為、水温の変化や海流によって成長数に影響が出やすい。   

スルメイカの産卵場は東シナ海とされているが、秋産卵する個体と冬産卵する個体がいるとされる。

今期、写真のような胴長15cm程度のスルメイカの個体が多い印象だが、これは秋産卵の幼体だと思われる。

このサイズが多い印象なので、来期は資源の回復を期待したい。

釣れる場所が変化

釣れる場所が変化

スルメイカを中心に狙う場合、「堤防の先端外側」が一級ポイントとなるが、スルメイカの接岸減少により、狙う場所を変えた方がいい。

ケンサキイカやヤリイカを狙う場合、堤防先端でも釣れるが、夜間港内に入ってきやすく、堤防先端だけが一級ポイントではなくなる。      

また、テトラの際などでも好釣果を今期は聞くことが多かった。

「下げ潮より上げ潮」「大潮より中潮」「中潮より小潮」が今期、釣れている印象だった。

  

人が多い有名釣り場を避ける

人が多い有名釣り場を避ける

1~3月の有名釣り場は、イカ狙いの人で賑わう。       

そういった釣り場は、例年スルメイカがよく接岸する場所が多い。

今期、あえてそういった場所を避けて行ってみたがケンサキイカ、ヤリイカはそういった有名釣り場でなくてもよく釣れる。

ヤリイカ30ハイ、40ハイ、50ハイと釣れてた釣り場は、ノーマークだった釣り場が多かった。

今後の状況

今後の状況

3月いっぱいでヤリイカ(ササイカ)は全国的に終了となる。 今期はヤリイカの数が多かったので4月まで釣れる可能性はあるが、すでにピークは過ぎている。 ただ、ケンサキイカはまだまだ狙える。今後は良型も混じり始める。 早福型/邪道編を使った邪道エギングは3月で終わりだと思われがちだが、年中活躍してくれる。 「シャクリに自信がない」「友人知人恋人子供にイカ釣りの楽しさを味わってもらいたい」そんな方は、エサの力に頼ってもいいのでは。 早福型/邪道編は初心者から上級者、女性や子供、ご年配の方まで幅広く愛されるエギとなりつつある。

仕掛け図紹介

仕掛け図紹介

邪道エギング特設ページ

https://keystonebrand.jp/pages/products/sasaika/

使用タックル

ロッド:ヤマガブランクス Varias 83ML

リール:シマノ ステラC3000S

ライン:YGKよつあみ PE0.6号200m

リーダー:サンライン フロロカーボン2号1ヒロ

使用エギ   

早福型/邪道編3.5V1

written by Kuboken



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