2012年11月27日 沖縄 激浅リーフエリア攻略
11月27日、沖縄激浅リーフエリアでのエギングを経験、攻略するべく
フィールドテスターでもあります、金城(赤侍)氏と、他に
沖縄スクイッドジャンキースメンバー2名を交えて、釣行してきました。
沖縄のイメージは、リーフエリア(サンゴ礁)=浅い(水深1~2?)=V0
と、浅いから沈下速度の遅いV0が有効であろうという考えだったのですが
実際に経験してみて、ただそれだけではない事もわかりました。
沖縄のエギングは、いつものエギングとはちょっと違うなと感じました。
水深1m以下のリーフエリアもあれば、その数m先にはブレイクラインがあり
水深4~5mと深くなる。更には、リーフエリアに入ってきた海水が
沖に払い出す流れ(サーフで言う離岸流)もある。底質も違う。
サンゴ、砂、岩礁、藻・・・同じ釣り場で、これだけの条件があり
いつも以上にエギのトレースコースや、イカの付き場、抱くタイミング等
考えながらのエギングとなりました。
釣行開始後、しばらく流れのある水道を攻めるが、うまく攻めきれない。
ノーマルな沈下速度のV1を試してみると、根掛かりが多発。
沈下速度の遅い、V0に変えてやってみるが、流されすぎてダメ。
そんな中、隣でやっていた、スクイッドジャンキーズメンバーの方が
幸先のよいHIT!800gくらいのアオリイカでした。場所を譲って頂ける
とのことで、アオリのHITしたポイントに入ると、先ほどの釣り座から
ほんの10mほど横なのに、まったく違う条件で、更に考える事となりました。
流れは緩やかで、足元から10mほど沖合まで水深1mほど。
その先はブレイクラインがあり、3~4mまで落ちている。
V1で攻めてもダメ、V0に変えて2投目。シャクリ→フォールを数回繰り返し
ブレイクラインの近くに来てからただ巻きを入れると「ドンッ」
ようやくヒットしました。上がってきたのはキロ超えるコブシメ!
ハンドランディング寸前に、イカから墨を吐かれ、顔が墨まみれに。。。泣
その後、同じ攻め方をするも、流れが変わってきたのか、一切反応がなく
流れのある場所を攻めていた、赤侍氏にHIT!900gくらいのアオリでした。
HITパターンを聞いてみると、やはりV0だと流されすぎて、V1だと着底が
速すぎた為、V0+に変え、小さなアタリも逃さないよう
ラインテンションを保った状態で、沖にドリフトさせHITさせたと。
さすがです!カラーも、満月の際に効くと聞いていた、赤侍グリーンキング。
赤侍氏のアドバイスで、これからの時間帯、流れのある最初の釣り座が
いいかもしれないとのことで、釣り座を一番最初の場所へ。
少し流れが落ち着いていたので、着底をあまりとらないように
モンローエギⅢ3.5号V1で縦のアクションで攻めたらいいのではないだろうか
そんな考え方で、モンローエギⅢ3.5号V1 レトロモンキーバナナカラー
をセレクトし、釣り再開。
キャスト後は、とりあえず着底を取り、すぐに単シャクリ。
ラインスラッグはそのままで、3秒後 着底前に再度単シャクリ。
ラインスラッグを巻き取り、エギをスライドさせる。
「ドスッ!」やはり考え通りにきました!!
HITカラーは、初代モンローエギの復刻カラー、レトロモンキーバナナ。
このカラー、満月の際や外灯があるような釣り場では、非常に強い
カラーであると考えています。開発段階で、このイエローを出すのには
かなり苦労しましたが・・・(^^;
写真撮影を終わらせ、また同じ釣り座で、再度同じ攻め方をしてみると・・・
またまたHIT!今度こそはアオリイカだろうと思っていましたが
またしても、コブシメ・・・
コブシメがよっぽどバナナが好きなのか、それとも私がコブシメに
好かれているのか(笑)どちらかは、わかりませんが
まさかのコブシメ3連発で、釣行終了となりました。赤侍氏いわく
沖縄の人でもなかなかコブシメを3連発させた釣り人は、あまり
聞いたことないと言うほど、たいへん貴重な経験をさせて頂きました。(^^;
今回、沖縄のアオリイカを釣りきれませんでしたが、なんとなくの
攻め方がわかったので、必ずリベンジしたいと思います。
今回、沖縄のエギングに初めてチャレンジしましたが、いつも以上に
考えるエギングだなと感じました。様々な条件を読み、それに合わせて
エギをセレクトし、状況に合わせた攻め方をする。
「浅いからV0」たしかにそれも言えると思いますが、「沈下速度が遅い
ので、サンゴや根の中に入りにくく、他のエギよりも根掛かりしにくい。」
「流れの中で流して沖合のポイントを攻めるには、丁度いい沈下速度」
沖縄でV0やV0+の有効性を確認しましたが、これは沖縄だけではなく
全国のエギング釣場でも十分活躍してくれるということではないでしょうか。
誰も攻めない、浅い藻場の攻略、沖に流れる潮に乗せて
誰も攻めきれない、沖のポイントを直撃する。
釣果の差は「誰も攻めない、攻めきれないポイントをどれだけ攻めきれるか」
かもしれません。
written by kuboken