硬質発泡浮きスッテ

硬質発泡浮きスッテ

細身のボディと強靭な傘針

細身のボディと強靭な傘針で大型ヤリイカ ケンサキイカを誘う

漁師、釣り人問わず、船イカ釣りになくてはならない存在になりつつある硬質発泡浮きスッテ。 夜焚きはもちろん、日中にも効果を発揮する。 『釣れる』のは当然であるが、大型のヤリイカやケンサキイカが、 なぜか良く釣れる。それは、細身のシルエットと絶妙なバランス設計により、 潮の流れを受けた際に、『抱きやすい姿勢』をとり『海中で揺らめく』 からだと漁師は言う。

通常の浮きスッテとは、違ったシルエットと泳ぎで、 大型のヤリイカ、ケンサキイカを誘う。 また、針の強さは、アオリイカを釣るエギと同レベルの強度。 強靭な傘針で大型サイズがHITした際も、安心である。

『ヤリイカ針』という専用の傘針

『ヤリイカ針』というヤリイカ専用の傘針を装着可能なその極細のボディ

硬質発泡浮きスッテの最大の特徴は、そのボディの『細さ』である。 これは、ボディを硬質発泡ウレタンという素材を採用することで可能になる 『細さ』であり、ビビンスッテのような一般的な浮きスッテの成型方法では、 カタチは全く同じモノを作ることはできても、浮力を同じように作るのは 困難である。仮に、同程度の浮力の浮きスッテを作れたとしても 内部の空気圧を高める必要がある為、ボディの肉厚が薄くなり、 水圧で簡単に潰れてしまうようなスッテになってしまうであろう。

また、硬質発泡浮きスッテが特徴的なのは、この『細さ』にして 『ヤリイカ針』と呼ばれる、ヤリイカやケンサキイカ専用の 傘針を装着している点である。 ビビンスッテのような一般的な浮きスッテではバランスを維持する為に、 通称「手巻き(テグス巻き)」というイカ針の固定方法が採用されることが多い。 浮きスッテにヤリイカ針のような傘針を搭載すると、傘針部分が重くなりすぎる為、 浮きスッテが尻下がりなバランスになってしまうのである。

このボディの細さにして、強固なヤリイカ針を搭載し、尚且つ 完璧の水平バランスを維持する点が、硬質発泡浮きスッテで ヤリイカやケンサキイカがよく釣れる理由なのである。

硬質発泡ウレタンボディ解説

硬質発泡浮きスッテのボディ表面の約500倍拡大画像

→ 硬質発泡浮きスッテのボディ表面の、約500倍拡大画像

硬質発泡浮きスッテのボディ表面を、約500倍に拡大できる顕微鏡で観察してみると非常に興味深い。 ここには、非常に均一な気泡が規則正しく並んでいることが確認でき、硬質発泡浮きスッテが非常に高バランスである理由がわかる。 これは、キーストンが長年培ってきた特殊な成型技術であり、純国産(日本製)の技術である。

硬質発泡浮きスッテのボディ表面の約500倍拡大画像を色調補正して見やすくした画像

→ 上記の画像を見やすくするために、色調補正した画像

非常に均一に気泡が並んでいることが、はっきりと確認できる。 硬質発泡ウレタンという素材は、このような均一な気泡の塊がボディ内部を満たされているために、高浮力を生み出しているのである。

海外で生産されたらしいウレタンの市販製品の500倍拡大画像

→ 技術的ノウハウが全く使われずに作られたウレタン製品の表面を約500倍に拡大した画像。(海外で生産されたらしい市販品)

気泡そのものが小粒で、しかも安定していないことが確認できる。 ちなみに、この製品はバランスがはちゃめちゃだった。 その代わりに価格は、はちゃめちゃに安かった。

海外で生産されたらしいウレタンの市販製品の500倍拡大画像をPhotoshopで色調補正してみた画像

→ 上記の画像を見やすくするために、色調補正した画像

気泡が小粒で非常に不均一なのが、はっきりと確認できる。

ビビンスッテ4号との比較

硬質発泡浮きスッテとビビンスッテ4号の比較

見ていただければわかるが、細さが違う。 硬質発泡浮きスッテは、前述しているように硬質発泡ウレタン製である。 ビビンスッテはプラスティック中空ボディー。 この細さが生み出すアクションで大型のヤリイカ、ケンサキイカを誘う。 その他、針の固定方法、発光方法もちがう。 似ているようで、まったく違う浮きスッテ。

シルエットの細さを活かし、一日中使っても同一のバランスを維持する為 硬質発泡浮きスッテは、綿(わた)を巻かずに布を巻いている。 浮力バランスが崩れる原因の一つは、綿と布が海水を吸ってしまうこと。 発泡浮きスッテは綿をなくし、吸水性の少ない撥水加工を施した布を採用している。

また、綿を巻いていない為、イカやフグに噛まれても布を破られにくい特徴を持つ。 では、ビビンスッテは釣れないのか?全くそうではない。 ビビンスッテは、ヤリイカやケンサキイカ釣りには欠かせない必須アイテムである。 シチュエーションによっては、硬質発泡スッテよりビビンスッテの方が釣れる場合もある。 状況による使い分けが必要であり、同じ仕掛けの中で両方を使うことをお薦めする。

漁師が選ぶにはワケがある。

漁師が選ぶにはワケがある。

とんでもないケンサキイカの漁獲を誇る長崎県平戸。そこで漁獲No.1と言われる漁師さんがいる。

その漁師さんの船に乗ったときに驚いたのは使われいるスッテのほとんどが「硬質発泡浮きスッテ」なのだ。何故硬質発泡浮きスッテばかりを使うのか?「釣れているから使う。」なんとも分かりやすい答え。

他にも、こんな話をよく聞く。海に浮いていた硬質発泡浮きスッテをたまたま拾った漁師さんが、それをたまたま使ってみる。するとなんともよく釣れるではないか!このスッテはどこのメーカーのものなのだ!と漁師仲間で話題になる。

はっきり言うと、ブロー成型のスッテより値段は高価になる。しかし、よく釣れる。だから漁師さんも買う。漁師が選ぶにはワケがあるのだ。

ピンクグロー(夜光)と通常の夜光との比較

ピンクグロー(夜光)と通常の夜光との比較

「硬質発泡浮きスッテ」「ケンサキSP」「ウキプラ」に採用している ピンクグロー発光。写真の通り、通常の夜光(グロー)とは まったく違った発光をする。では、どういう時に効果を発揮するのか。

仮に遊漁船で8名乗り合いの場合で、全員5本仕掛けだと、 船の真下に、40個のスッテがあることになる。 その40個のスッテの中に、まったく違った発光をする スッテが1個あったらどうだろうか。

一番目立つはずである。このカラーを発売して数年経ち、 よく釣れるカラーであり、実績を積み重ねてきているが、 まだまだ、未知の可能性を秘めているカラーであることは間違いない。

ドロッパーとしての選択

ドロッパーとしての選択

硬質発泡浮きスッテは、通常のブロー成型のスッテと比べて細い。つまり、水の抵抗の影響が少ない。

ライトタックルで攻める鉛スッテ(イカメタル)ゲームは繊細な釣りである為、水の抵抗は邪魔の一つになってしまう。しかし、硬質発泡浮きスッテの細身のボディならば、沈下の際の抵抗も少なくシャクリの抵抗も少ない。

小さな当たりを取る鉛スッテゲームにおいて大きな武器のひとつとなる。

カラーチャート

硬質発泡浮きスッテ・赤白 硬質発泡浮きスッテ・ピンク白 硬質発泡浮きスッテ・赤緑 硬質発泡浮きスッテ・青白 硬質発泡浮きスッテ・赤青 硬質発泡浮きスッテ・赤セン 硬質発泡浮きスッテ・オールブラック 硬質発泡浮きスッテ・ピンクグロー赤白 硬質発泡浮きスッテ・マーブル赤白

船長推薦スペシャルカラー

硬質発泡浮きスッテ・佐賀呼子吉栄丸 赤イエロー 硬質発泡浮きスッテ・佐賀呼子吉栄丸 ピンクグローピンク白

価格・スペック

・「硬質発泡浮きスッテ」・・・全長:115mm(ボディ:85mm)  1パック2本入り  オープンプライス



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