ライトを当てたら、気配が消えた。まじか。
だが、策がある
日没をまたぐ時間帯、効くカラーは入れ替わる。そしてライトの扱いが、そのまま結果を分けていた。
動画解説/この動画を取り上げる理由
赤侍ちゃんねる「3人侍」の第110回。としき氏と赤侍氏の2人が、まだ市販されていないエギシャープのプロトカラーを持ち込んで、沖縄の磯に入りました。撮影が始まった時点ではまだ日が落ちきっておらず、そこから深夜まで釣り続けています。中盤でやーしゅう氏が合流し、3人での実釣となりました。
入ったのは水深3〜6mのスリット周り。風は弱く、潮も動いている状況からのスタートでした。中盤で潮止まりを迎え、その前後で反応が集中しました。使われたエギはエギシャープαの4.3号V1とエギシャープの3.8号V1で、どちらもフォールスピードはノーマルのV1です。タックルはストイストRT インターラインの79MMHにセルテートLT2500S、ラインはサンラインのPE EGI-ULT HS8 0.6号、リーダーはFCハードの2.5号でした。
この動画を取り上げるのは、釣れた数やサイズのためではありません。日没をまたぐ数時間のあいだに効くカラーが入れ替わっていく過程と、ライトを当てるか当てないかという一瞬の判断が結果を分けた場面が、そのまま記録されているからです。どちらも、条件が揃った日にしか映らないものです。
注目の瞬間
キーストンの分析
6分06秒、「電気を消そう」とライトを落として掛けにいきますが、乗りません。「今のしゃくりで乗ったか」「普通つくけどな」と原因を探る会話が続いたあと、6分34秒で答えが出ます——「最初としきが言ってた、ライト当てたら逃げていくっちゅうの。これか」。その直後に乗ります。11分46秒、いちど食わなかった個体を獲り直した場面でも「ライトはつけないで」「グローだったんで」というやりとりがあり、「やっぱそのパターンか」と続きます。
光そのものが警戒を生んだ可能性があります。グローは蓄光なので、暗い中でもエギ自体が光っています。手前まで寄ってきた段階では、こちらから照らして位置を確かめる必要がない状態だったと考えられます。もっとも、これは一晩の映像から見えることであって、光量や個体差の影響を切り分けられているわけではありません。
追尾を確認したくなる場面ほど、手元のライトに手が伸びます。しかしその一振りが、最後の一押しを消している可能性があります。この日は「ライトを消す」判断と「グロー系を選ぶ」ことがセットで効いていました。グローなら照らさずに位置を追えるという意味で、カラー選択は「見せ方」だけでなく「自分の手の動き」も変えます。
ヒットの多くが着水直後の最初のフォールに集中しています。終盤の19分45秒では、手に当たりが出ないまま「糸ふけを取ったら乗っていた」という一杯が出ます。直前にも、ラインの変化が分からないまま乗っていた場面があります。
糸を張らずに落としているため、イカが抱いてもラインに変化が出にくい状態だったと考えられます。V1のノーマルスピードで水深3〜6mを取ると、フォールの時間そのものが長く、その間に食う間合いができていた可能性があります。
当たりを待って合わせる釣りにはなりません。一定の間隔で糸ふけを取る動作そのものが、掛けにいく操作になります。フォール中に食われていることに気づけるかどうかが、そのまま獲れる数の差になります。
フィールドデータ
- 国
- 日本
- 地域
- 沖縄県
- 時間帯
- 夕まづめ〜夜
- 対象
- アオリイカ
- 水深
- 6m
- 製品
- エギシャープα
- 号数
- 4.3号V1
- 釣法
- ショアエギング
製品の役割
エギシャープα 4.3号V1
大型アオリイカに対応するため、傘針を従来比で約2倍のKS10号(1.45g)に、シャフトを2.5mmの強化カーボンに変更しています。その重量差をボディ浮力とシンカー位置で相殺し、V1で24gに収めました。潮の流れ・ウネリ・磯の地形が絡む複雑な流れの中でも姿勢が崩れにくいことを狙った設計です。
この日入ったのは、まさに流れが複雑になりやすい磯のスリット周りでした。9分44秒でこのモデルに新色を結んだ場面では「大きめ」と声が上がる一杯が出ています。フォール中に食わせている以上、落ちていく間の姿勢が保たれていたことは前提条件として働いたと考えられます。ただし、この一杯を製品だけの結果と見ることはできません。
エギシャープ 3.8号V1
3.5号/3.8号/4.0号に、V0(デッドスロー)からV2(ファーストフォール)までのフォールスピードを組み合わせた本線モデル。この日使われたV1はノーマルスピードにあたります。
数を拾う場面で通して使われていました。水深3〜6mをV1で取ると、カウント9前後で底に届きます。この沈下時間の長さが、フォール中のバイトを生む間合いになっていたと考えられます。
有田の製造現場から
この動画で使用されたエギは、佐賀県有田町のキーストンの工場で製造されています。
MADE TODAY IN ARITA
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